モノノケ? モノカキ? もぎひろむの妖怪っぽい日々
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年も押し迫っているというのに、相変わらず徹夜で仕事をしています。

時間のやりくりが下手なのもありますが、締め切りが正月明ける前って設定する先方も非道いと思わないでもない……。ちなみに「花子さん」の締め切りじゃありません。
「花子さん」の担当さんは、超お優しい方なので……。

こう書いとくと、これを担当さんが偶然目にして、次回の締め切りを緩く……してはくれないでしょうね。やっぱ(笑)
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今の時期は、一年間で一番日が短いので、犬の散歩をしている間に、気がつくと辺りがすっかり薄暗くなっています。
昼と夜の間の、この時間帯は、逢魔時(おうまがとき、大禍時とも書く)と呼ばれて、死んだひとに出会ったり、後ろから魔物が声をかけたりすると言われています。

この時間帯を「黄昏(たそがれ)」と言いますが、これは元々「誰そ彼」と書き、明け方の場合はこれをひっくり返して「彼は誰(かわたれ)」と書きます。
もともと薄暗い時間帯の総称が、「かわたれ」で、朝と夕を区別するため夕方のほうを「たそがれ」と呼ぶようになったそうですが、どちらも「あそこにいるのは誰か?」という意味で、人影は見えるが顔の識別までは出来ない薄暗い時間帯のことを指します。

街頭など無かった昔は、もっと暗くなると人影も見えなくなってしまいますから、誰かがいるのは分かるが誰だか分からないという半端な状況は、逆に人々の不安を煽るのかも知れません。

そんなことを思いながら、薄暗いお寺の壁の横を歩いていると、ふいに犬が立ち止まります。
これは別に、不思議でも怖いことでもなく、うちの犬はいつも決まってここでウンチをする癖があるので……。
うちの近所は大きなお寺や神社が多いのですが、お寺の横で、それも黄昏時に犬の糞の始末というのは、やっぱり、気持ちのいいものじゃありませんね(笑)


昨日とうって変わって、今日はめちゃくちゃ寒い……!

北風が身に染みる中、徹夜明けで打ち合わせに。
帰りがけ電車が停まっていて、たっぷり寒風にさらされ帰ってきました。

でも今年中に入れなきゃならない原稿があるので、眠い目をこすってキーボードと格闘してます。

でも、足下が冷たくて痛くなってきたので、そろそろ休もうと思います。

そのため今日は、妖怪っぽい話はお休みです、すみません。
というか、このブログはアクセスをあげるような努力を全くしてないから、多分、ここを見てる人はほとんどいないだろうし、いったい自分が誰に謝ってるのか謎ですね(笑)
ふしぎ通信トイレの花子さん」も、いつの間にか連載一年を超えてました。
私は読者のハガキの類を目にしたことがないのでハッキリ言えませんが、読者人気もかなり高いようで、南条アキマサ先生はもちろん、担当さん、他スタッフの方々、そして読者様には、いつも本当に感謝しています。
特に、この作品は南条先生の絵柄なしでは成り立たないので、作品に対する重要性でいえば自分などよりも遙かに大きいことだけは間違いなく、毎回身を削って頑張ってくださっている先生には、まったく足を向けては寝られません。

連載はまだ一年を超えたばかりですが、企画自体は連載開始のだいぶ前から動いていました。
ブンブンで小川京美先生が連載されている「学校の怪談」には、怪談話の合間に登場する「案内人」と呼ばれる、かわいい花子さんやコミカルな人面犬などのキャラクター達が登場しています。
これらのキャラクター達を使って、新しいものはできないか? と私に原作依頼があったのは、連載の半年以上も前になります。
ちなみに、こういう脇キャラが独立して別作品になるのをスピンオフといって、海外では小説、ドラマ、アメコミなどでは日常茶飯事に行われていますね。

内容も、今とは全然違い、企画当初は「妖怪探偵花子さん」みたいなタイトルで、バトル要素はほとんどありませんでした。
このタイトルでそのまま進んでいたら、その後に同誌に連載が開始された大西俊輔先生の「心霊探偵クロ」(ファンです!)と、どっかぶりでしたね。あっぶねー(笑)。

この「妖怪探偵」から今の「ふしぎ通信」に至るまでには、タイトルだけでなく内容的にも実に紆余曲折があって、思い出すと懐かしいです。
マンガ原作に限らず、創作というのは、趣味では楽しいのですが、仕事にするともの凄くしんどいもので、創作活動を生涯楽しみたい人は、プロにならないほうが良いかも知れません。

この仕事の基本は、なにもないところから必死に話を絞り出す……それも限られた日数で、です。
なにか思いついたときは良いのですが、まったくなにも出てこないときは生き地獄です。
何か発想の元を探そうと、歩き回ったり、本を読んだり、DVDを観たり、そんな間も時間は過ぎていってしまうのです。
だいいち、なにかヒントを得ようとして、あわてて本を読んだり映画を観たりしたって、そんな都合良く出てきはしません。
古井戸に糸を垂らしてなんとかアイディアを釣り上げようとしている状態ですから、苦悩がやがて苦痛に変わり、刻々と近づく締め切りへの焦りから、猛烈なストレスを抱え込んで、胃は痛くなる、肩はきりきり痛む、立ちくらみはする……もう、キーボードに触れるのすら怖くなります。
自分の場合、ほぼ毎回このパターンなので、しょっちゅうこんな思いをしてるのに、よくもまあ物書きなんぞを続けていられるものだと、自分に感心してしまいます。

報酬をいただく正当な仕事ですから、「やっぱできませんでした」というわけにはいきません。
ときには「なにも思いつかなくても、嘘でも一本話を作る」くらいの心構えが必要です。
面白いのは、ギリギリで本人は「嘘でも一本」のつもりで必死にでっち上げた作品の評判が良かったり、最初からストーリーがスラスラと思いつき会心の出来だと自画自賛した作品が今ひとつだったりと、こちらの事情と作品の評価が全く一致していないことです。

自分は基本的に結果オーライなので、評判が良ければ、それまでの苦痛や苦労が吹き飛んでしまうどころか、喉元過ぎればなんとやらで、嬉しくて苦労したことなどすっかり忘れてしまいます。
こんなアバウトな人間だから、続けていられるのかも知れませんね(汗)
悪魔くん」は水木しげる先生の代表的なコミックのひとつですが、貸本で発表され、その後実写でTVドラマ化されました。
ただ、TV版は原作の「悪魔くん」とは基本的にタイトルと一部のキャラだけを借りた別物で、放送に合わせて「少年マガジン」に、水木先生自らがTV版に準拠したコミカライズ版を発表しています。
貸本版のほうは、TV放送の数年後、創刊間もない頃の少年ジャンプで「千年王国」としてリメイクされました。「千年王国(=貸本版)」は現代に新たな救世主が生まれるという黙示録的な意味合いを持ったスケールの大きな作品で、まごうことなき傑作ですが、妖怪ものとしてくくるには少し無理があります。
現在、全然違う作品なのに、このコミカライズ版とジャンプ版「千年王国」がカップリングされた、お得なんだかよくわかない新刊が発売されています。

悪魔くん (KCデラックス)悪魔くん (KCデラックス)
(2008/05/16)
水木 しげる

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私が悪魔くんのなかで一番好きなのは、TV実写版の「悪魔くん」です。
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担当さんより、「花子さん」の直しの連絡があり、あわてて修正しました。
前に電話で打ち合わせた際に、内容の解釈に若干の行き違いがあったようです。
ほぼ三分の一程度書き直しましたが、逆に展開が楽になったので、数時間程度で終了。
今度は通りました。ホッ……。

マンガ原作といえど、私一人で成り立つものではありません。設定やキャラなどは私が考えますが、大まかなストーリーの流れなどは、担当さんと協議の上決定します。私一人だとどうしても独りよがりになってしまうので、いつも本当に助かっています。
特に月刊児童誌は、複雑な物語や構成は極力避けつつ、かつ、キャラクターの見せ場や物語の山場を作っていかなければならず、それなりの技術や経験が必要です。
そんな偉そうなことを言ってますが、あいにく拙い腕しか持ち合わせておらず、キャラも多いので、毎月毎月締め切り間際まで、書いては消しのギリギリ状態。いつも青色吐息でやってます……(汗)

そのうえで私は、アンカーであり、「花子さん」のもう一人の生みの親である南条アキマサ先生が描きたい、と思えるものを心がけています。
なぜなら、「ふしぎ通信トイレの花子さん」は、なにより第一に「南条アキマサのコミック」でなくてはなりませんから。
南条先生は、なにしろ自他共に認める世界一の「花子さん」ファンなので(笑)、実はここが一番のハードルで一番力を尽くす部分なんですが、毎回本当に素敵な仕上がりを見せていただき、その分の喜びと感謝もひとしおなのです。
今朝ようやく「花子さん」の原稿があがったのですが、担当さんから指定された締め切りから二日遅れ……。
いつもいつも、すみません……。

すぐにでも別な仕事に取りかからなくてちゃならない(これも締め切り目前!)ため、少し仮眠を取ろうと横になっても、原稿があがった後は、頭の中が火照っていてなかなか眠れません。
で、頼まれもせず、こうしてブログなんぞを更新してるわけです。

徹夜明けで原稿をあげるのは身体にも生活にも良くないし、極力避けようと努力しているんですが、どうも自分は夕方と夜明け前が一番頭が活発に働くらしいのです。
夕方は家事とぶつかって原稿にかかれないため、夜明け前に原稿をあげるパターンがどうしても多くなってしまいます。

昔から、夕方と夜明け前が一番オバケに遭遇しやすい時間と言われていますが、これもやっぱ自分の妖怪体質のせい?

何時間も机に向かってると、肩がめちゃくちゃ凝ります。
でも、本当に怖いのは足のむくみ。立ち上がると、パンパンになってたり……。
血栓ができたり、場合によっては命に関わる場合もあります。
肩こりと違って、あまり自覚がないぶん、こっちのほうが怖いのです。
デスクワークの方は、お互い気をつけましょうね。
朝 洗濯ものを干したり、ゴミ捨てをしたり
午前中 三時間仮眠、掃除、仕事
昼 ずっと仕事、打ち合わせがある日は外出
夕方 買い物、夕飯の支度
夜 食後に一時間仮眠、子供をお風呂に入れて目を覚まし、朝まで仕事

こんな毎日を数ヶ月続けていたら、時間に余裕があって眠ろうとしても、深夜の一時には目を覚ましてしまう体質になってしまいました。
丑三つ時に目が覚めるとは、まさに妖怪体質……なあんて言ってる場合じゃなく、絶対体に良いはずがないので、なんとか普通の人の生活ペースに戻りたいっす。
今日は雲一つない上天気。
陽気も12月とは思えないポカポカ陽気です。

「こんな日は、近所の堤防で寝転がったら気持ちいいんだろうなあ……」と窓の外を恨めしく眺めつつ、締め切り前なので仕事場に引きこもって黙々とお仕事中です。

なかなか次回の構成が決まらず、書いては消し、書いては消しの繰り返し。
お話妖怪「騙(かた)りべぇ」が降りてくると、あとは早いんですが、いつもギリギリまで降りてきてはくれません。

なにしろあいつは、作家がこうやって七転八倒するさまを鑑賞して喜ぶ、とても悪趣味な妖怪なのです。
妖怪マンガと言えば、誰でもまず水木しげる先生の「ゲゲゲの鬼太郎」を思い起こすでしょう。
ですから、内容に関していまさら言及しません(手抜き)。
昭和30年代の紙芝居からはじまって、いまだに現役という、他に類を見ない長寿キャラクターですから、アニメもマンガも様々なバージョンがあります。
さすがに紙芝居は無理ですが、ほとんどのバージョンはチェックしていると思います。よって、内容がほとんど同じ鬼太郎本が我が家の書棚にはたくさんあります(汗)
ちなみに最近のアニメに合わせた新作は、厳密には水木先生の作品ではないので読んでいません。

貸本版の鬼太郎はキャラが固まっていなくて、呑気で怠け者、溶けてもバラバラになっても死なないという以外には、これといった特徴がありません。貸本版は、そもそも物語が妖怪退治の話ではなく(たまにお金のためとか、なにかの事件に巻き込まれて戦いはしますが)、人間社会に紛れて暮らす妖怪達の奇妙な物語だったので、戦う武器のような能力はあまり必要としなかったのでしょう。

ゲゲゲの鬼太郎 1 少年マガジン/オリジナル版 (1) (講談社漫画文庫 み 3-5)ゲゲゲの鬼太郎 1 少年マガジン/オリジナル版 (1) (講談社漫画文庫 み 3-5)
(2007/04)
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人間は嘘でも納得しないと、安心できない性質があるらしいです。

科学が発達していない時代、地震といった災害から、雷、天気雨など、ちょっとした自然現象も、当時の人々にはおそらく、よくわからない畏怖の対象であったり、不思議なモノだったに違いありません。
人間というのは、それをそのままにしておくと不安を覚えてしまいますから、嘘でも納得するために、その理由をひねり出します。

地震は大ナマズ、雷は雷神(かみなりさま)、天気雨は狐の嫁入り……あまたの妖怪の中でも、こういった嘘でも納得したい人間の性質から生まれた妖怪が一番多いでしょう。
それは、科学の発達した現代でも、このパターンの妖怪がいまだに続々生まれていることからもあきらかです。

え? 今時、新しい妖怪なんか生まれてるかって?

ワイドショーをご覧なさい。

凶悪な事件や不可解な事件が起こるたびに、今日もコメンテーターやインタビューに答える学識者が、新しい妖怪を生み出しています。
「○○症候群」とか「○○症」とか、あんなもの本当にそれが原因なのかなど、誰も証明などできません。
嘘でも納得したい人たちの要請によって生み出されたものですから、まったく妖怪そのものなんですね。
「政治のせい」「社会のせい」という定番の大妖怪もいますが……。

昔の妖怪は自然に多く生息してましたが、いまどきの妖怪は人のココロに生息するらしいです。
現在、児童向けコミック雑誌「コミックブンブン」で「ふしぎ通信 トイレの花子さん」というマンガの原作を担当していますが、この雑誌は少し前まで子供が初めて読むマンガという意味で、「プレコミックブンブン」という誌名でした。

今年の10月号で版型を変えてリニューアルしたときに「プレ」が取れたので、今はただの(?)「コミックブンブン」です。

意外に気が付かないところですが、地味に誌名もリニューアルしていたわけですね(笑)

「プレ」でなくなったので、読者の対象年齢を若干上げたそうですが、「花子さん」は元々、子供に楽しんでもらえる内容に……くらいで、読者層をあまり細かく意識してないので「プレ」があってもなくても、内容は全然変わっていませんです。
こんにちは。
もぎひろむと申します。
漫画原作やその他諸々、執筆やおよろず業であります。
主に妖怪っぽいことを書ければいいな~と思います。
根気が続けば……ですが(汗)
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Author:もぎひろむ
年齢性別不明。しがない物書きオバケです。
※イラスト
南条アキマサ先生(多謝)

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