モノノケ? モノカキ? もぎひろむの妖怪っぽい日々
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妖怪大戦争 [DVD]妖怪大戦争 [DVD]
(2005/07/29)
青山良彦川崎あかね

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1968年から1969年にかけて、連続して妖怪ものの特撮時代劇が公開されました。、「妖怪百物語」「妖怪大戦争」「東海道お化け道中」、これを総称してのちに妖怪三部作と呼ばれるようになっています。

どの作品も、かわたれ時に列をなして、いずこともなく去っていく、いわゆる百鬼夜行で幕を閉じるのは同じですが、ストーリーに連続性はなくそれぞれ独立した作品です。

この中で、私が特に好きなのは「妖怪大戦争」……というより、映画マンガ小説などを問わず妖怪もので一番好きなのは? と問われれば、迷わずこの作品を挙げます。
三部作の中でもこの作品は異色で、妖怪映画と言うよりも怪獣映画のノリに近く、妖怪達が完全な「登場人物」として喋りまくるのもこの映画だけです。

ちなみに2005年にリメイクされていますが、舞台も現代でストーリーも違いますし、同じなのは一部の登場妖怪とタイトルだけで、リメイクというのとは正確には違います。

ストーリーは、古代バビロニアの遺跡から蘇った吸血妖怪ダイモンが眠りから目覚め、江戸時代の日本へやってきて日本の妖怪と戦うというもの。
海外からやってきた妖怪から日本を守るため妖怪達が奮戦する妖怪本土防衛話は、「ゲゲゲの鬼太郎」にも「妖怪大戦争編」をはじめ同様のプロットがいくつかあり、その中でもアメリカ妖怪バック・ベアードは白眉でした。

本作に登場するダイモン(デーモンが語源だと思われる)はベアードに勝るとも劣らない存在感のある凶悪妖怪でとにかく強力。人の生き血をすすり、すすられた者も「ダイモン」に取り憑かれてしまいます。

ダイモンに取り憑かれた代官様の池に住んでいた河童がこれを察知。大きな廃屋に潜む油すましろくろ首ぬっぺぽうからかさ二口女など、江戸在住(笑)の妖怪達に知らせて、ダイモンと戦うことになります。

ですが、日本妖怪がダイモンと戦う動機は人間のためではなく、「こんな奴、のさばらしといたら日本オバケの名折れや」とダイモンの存在を知った油すましが言うように、自分達の名誉のためというもので、善政を敷いていた代官を尊敬していたり、ヒロインである代官の娘や本編の人間側の主人公とも言える侍と共闘したりはしますが、妖怪と人間とに微妙な距離感があって、特にこの辺が自分の好みです。

全国から招集された妖怪達とダイモンとの最終戦は、オーバーラップを多用した明らかに低予算な作りですが、それが逆に幻想的なイメージへと昇華されており、CG時代の現在でもそのイメージは色あせることはありません。

登場する妖怪達は、皆キャラが立っていて、見た目はかなり怖いのに愛くるしく、そのうえメチャクチャ弱い(笑)。大勢で向かっていっても、ダイモンに片手で吹き飛ばされるほどで、でも、この弱さがあるからこそ、最後の勝利のカタルシスも大きいのです。
この映画を観れば妖怪好きになるのは請け合いです。

実写版「悪魔くん」と、この「妖怪大戦争」が「ふしぎ通信トイレの花子さん」に与えた影響は少なくありません。
いつかその辺りをお話しできれば、と思います。
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