モノノケ? モノカキ? もぎひろむの妖怪っぽい日々
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ふしぎ通信トイレの花子さん」の作画は、ご存じの通り南条アキマサ先生です。
文章では表現しにくい部分、文章量的に入らない部分やコマ割りなどの演出といったマンガとして適正なアレンジなど、南条先生は私の作ったお話を単純に絵にしているわけではなないのです。
つまりこの私自身、相当量の部分を南条先生に預けているというわけです。
そんなわけで今月号の話に絡めた、南条先生と花子さんの話をしてみたいと思います。センセ、勝手に語ってすみません(汗)

「花子さん」の連載の数ヶ月前。
まだ作画担当を誰にするかが決まっておらず、「学校の怪談」に登場する小川京美先生のキャラクターを、そのまま仮キャラとしてお借りして、内容を詰めていました。

その途中で、変身する花子さんなど、今のキャラクターの元となるキャラが某女性アニメーターさんの手でメインキャラ全員あらたに描き起こされ、物語もほぼ内容が固まった時点で、作画担当の社内オーディションの結果、読者ページを担当されておられた南条アキマサ先生に白羽の矢が立てられました。

そうです。すべての原点である小川先生→新企画に合わせたキャラを作ってくださったアニメーターさん→そして、それを最終的に完成させた南条先生……と、なんと「ふしぎ通信トイレの花子さん」に登場するキャラクター達は、三人の作家さんの手を経てようやく生まれたのです。

最初に拝見した南条先生の絵は、ある種のエネルギーがあり、「この作品には、これしかない!」と、たいそう感動したことを覚えています。
その予感は見事に的中し、回を追うごとに、南条さんの描くキャラクターがいつしか自分の中で自由闊達に動き回るようになりました。

最初は「こういう感じでいこう」とシナリオを書いていても、あのキャラクター達が「そうじゃなくて、自分達は、こういきたいんだ」みたいな主張をするようになり、ストーリーが微妙に変わってしまうこともしばしばです。

そんなわけで、以下今月号のネタバレです。
それを端的にあらわすエピソードが、担当さんとたまには前後編でやってみようか? と、今月号で再登場を果たした「花の精」という今までにない強力なキャラクターを作ったときのことです。
上で書いたように、ストーリーは決まっていても、演出上やページ制限の都合で、実際にマンガとして再構成された内容と若干食い違いが出ることもあります。そのため、南条先生からのネームがあがりしだい私が内容を確認して、次回のシナリオに着手するくわけです。
「花の精」前編のネームがあがったのはいいけれど、描かれていた「花の精」のデザインが予想以上に良すぎるんです。いろんな意味で(笑) だって悪役なのに、牙じゃなく八重歯ですよ!?
先ほど、「強力な」と書いたのはあくまで戦闘力であって、キャラ的な意味での強力さ(笑)は求めてませんでしたから、結局大いに悩んだ末、後編のラストを大幅に書き換えてしまいました。ここだけの話、当初の予定では、花の精は最後に花子さん達によって退治されてしまう、その話だけの一発キャラでした。

この前後編は、読者の評判も上々だったそうで、花子さんは連続ものでもイケる、という感触を得ることができたことも大きかったです。

このように、絵柄がストーリーを左右することもあるくらい、南条先生の力は大きいわけで、南条先生のような素敵な作家さんと出会えたことが「花子さん」の一番の幸運だったように思えます。
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その戦闘に意味はあるか
 花子さん三巻待ってました。おめでとうございます。
ある漫画家(故藤子さんだったかな?)いわく「キャラクターが生きてくれば、勝手に話は出来ていく」との事で。まあ、中には記号化したキャラを殺してしまい、何をしたいのかよくわからない作品もありますが。物語が面白いのかそうでないのかは、ほとんどがその軸にかかっているのだと私は思っています。
花の精の回は個人的に考えさせられました。もぎ先生もご存知でしょうが、古くからの伝説・伝承には本当にあった事件を魔物という形にして伝えたものも多くあります。花の精がやらかした事は、リアルに人間社会でもありえますからね。最終的に聞き分けのいい子で良かった良かった。
一発キャラ?知りません。読んでません。(笑)
その花の精が再登場する今月号を買うか否か悩んでます。あまり続けて買うと、コミックが出た時の楽しみが薄れますので。
まったくのたわごとですが、先月のブンブン最終ページ企画。あれは四巻にこっそり入れて、カバーを外すと・・・みたいなおまけにすれば売り上げがぐんと伸びる。かも。 ではまた
[2009/05/15 Fri] URL // グッドスノゥ #qlInT1Rs [ 編集 ] @
ありがとうございます
グッドスノゥ様

さすが、なかなか鋭いですね。
「花の精」の話は、雨月物語の「蛇性の淫」をヒントにしています。男女逆ですが(笑)

>その花の精が再登場する今月号を買うか否か悩んでます。あまり続けて買うと、コミックが出た時の楽しみが薄れますので。

コミックス化の際に、書き直しなどもありますし、「学校の怪談」や「クロ」もあります。ブンブン本誌も余裕がありましたら、是非よろしくお願いします。

カバー裏企画は面白いですね。
でも、そっちは南条先生の担当なので、私にはなんとも……。
[2009/05/16 Sat] URL // もぎひろむ #9PJQqriM [ 編集 ] @
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[2016/03/10 Thu] // # [ 編集 ] @

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